かつて夫が「いつかエスティマ乗りたいねん〜」とずっと言っておりました。

私的にとっては当時住んでいた家の近所のホンダがサービス満点。タイヤ交換となれば電話一本で自宅に来てタイヤ乗せて交換してまた家の裏のタイヤラックに収納して帰ってくれるので、そのサービスを優先しそのホンダで新車を買うことを常に提案してきた。

子どもをたくさん連れて初売りに行くと明らかに仕込みで、子どもに一等のめちゃくちゃデカイお菓子の詰め合わせを、あたかも「大当たり」風にくれるし。
もともと夫がホンダ車だったので車検で世話になってからの付き合いでそこで新車を2台買った。
メンテナンスも全てそこで。

エスティマ高いし。とか言ってましたが、向かいの家がエスティマを買い、自宅でコーヒー飲みながらぼーっとしてる夫に
どうしたん？と聞いたら
「向かいの家がエスティマ買ってる！良いなー。顔カッコいいなー」と言ってたので
次の車検で乗り換えるとき
8人乗りのエスティマを買いました。

それから数年後。
今の家に引っ越しをする時

立地にこだわった結果、
新築にこだわった結果、
家は超理想の詰まった家で唯一の懸念、
前面道路の狭さを受け入れました。

前面道路は狭いくせに、家自体は駐車場スペース3台分。あと横に並んでいる二軒の家がセットバックすると普通車が停められる。けど、こればかりはその家の事情なので何年先になるのかわからない。

軽自動車はギリギリ通れる。
なので、エスティマを手放し、夫婦一台ずつ軽自動車保有。

近所にたくさん駐車場があるものの
ホテルや施設がまとめて借り上げているため空きがなく。引越しの時問い合わせましたが
やっとあいてるの見つけても
月極は11000から13000円で、「え？ここカーブで入るの？」「ここも軽じゃないと無理じゃない？」というところばかり。

軽二台有ればええやん、と納得していましたが子どもたちがドンドン成長すると
4人乗りの軽自動車で夫婦と子ども3人乗せたら
常に道路交通法違反犯すことになるよね？という新たな懸念。
小学生までは3人乗っても大人2人のカウントのはず。中学生になったら親と出かけることもないし、旅行はレンタカーで、と3年やってみて思ったのが
「意外と3キロくらい先の店に服を買う程度でみんな行きたがる」という事。

なるべく夫のいない時に子どもたち乗せて、とやってましたがそれでも定員はオーバーするわけで。「今日はあなたは留守番してよー」みたいな会話も増えて、それにモヤっと。

ほっといても一緒に出かけなくなるのに、今行きたいっていううちにいっときゃいいんじゃないかと思い、地域の掃除の時にポロッとそんな話をしたら、近所のマダムが「うち、今年の1月であそこ契約やめたのよー。ドンドン値上がりするし。それでもよかったら聞いてあげるわよ。」と。

わざわざ電話で問い合わせてくださって、わざわざピンポーンとやってきた。

「岩城さん、一台空いてるって！良かったわね！」「一応キープ出来たらしといて、岩城さんって方から電話あるからって伝えてますからー」と。

善意がありがたいですよね。その時はまだ正直ぼんやりお目当てはあるけど買う車も決まってない。

でも何となく「駐車場が有れば買えってことかな。神様がゴーサイン出してくれたね。」と話してました。

片付けもそうですが、その時にベストな選択だと思っていてもやったみて違うと思うこともあると思います。よく聞くのは、断捨離〜！と、炊飯器手放して良いお鍋買って米は鍋で炊くの❤️です。

やってみて「コンロ一つ取られる」「タイマーで朝炊き立てが食べられない」など思ってなかった懸念が出たりしてまた炊飯器に戻ったという話。私は炊飯器なし生活は無理なのでやろうとも思ったことはありませんが、そんな経験もしつつベストを探るのが1番だと思うのです。

失敗した、恥ずかしい、使わない宣言したのに、と思う事もあるそうです。そうなると片付けで手放すことが出来にくくなる。

そんな風に思わなくていいんです。失敗から学ぶことの方が後々生きてくる。

引っ越してきたこの3年で本当にいろいろ変わりました。人生変えようと思ったら

住む場所

付き合う人

時間配分

を変えるといいます。

私は住む場所が変わることで時間配分も変わり（子どもの送り迎えの時間が一切なくなったのは大きい）付き合う人もガラッと変わりました。

そうすると選ぶものも変わる。

私が自分で買ったのは「黒に近い茶色のワゴンR」でした。生まれて初めて自分名義で新車を買った。その車が3月で初めての車検を迎えます。

ここ一年くらいで会う人会う人に「美穂さんは赤い車のイメージ」「軽自動車なんですね！意外！大きな車乗ってそう」

他にも待ち合わせで行くと「え？これ美穂さんの車？？」と言われることが本当に多くて。

実は、昔グランフロント大阪でとても素敵に展示されてた赤い車。あの子にずっと恋をしておりました。当時のお客様がいわゆるセレブでそこに月に一度通っていた時いつも前を通ってました。私にはまだまだ似合わないと思って指を咥えて見ており、たまたま写真撮ったら誰も映り込まず、高い天井に聳え立つ素敵なツリーとの素敵なツーショットが撮れてスマホの待ち受けにしていました。

それがもう6年前くらいですから。あれと同じのが良いかな、と思っていたら出会ってしまいました。

2021年1月１日、手付金をお支払いいたします。ゴーサインが出ている時はびっくりするほどスムーズにことが進む。今住んでいる家を買う時もそうでした。思い出したらこれも家探しを始めてから3年かかった。手付金を振り込むときのドキドキ。家は夫名義でしたが今回の車は私名義。

11月に分かった病気で脈を下げる薬を飲んでいるのにドキドキすることを自ら持ってきてます。