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片付けと学歴


片付けを仕事とするのに学歴は要りません。





あ、嘘でした。資格取るときに「高校卒業」とあった気がする。





私は小6で国立の中学目指して中学受験をしましたが、小学生の時に人生トータルで使う分全ての時間を使って勉強した気がする。





なので、その後は消化試合というか、テキトーにやって





高校ではかなりやさぐれて10段階評価で1を取った事も。私立の女子校だったのでどんなバカでも進学できちゃうシステムのおかげで親は「腐っても四大に行け!」というのを





「4年も勉強出来るか!それなら2年で辞めるしな!」と言い放ち、短大にしました。どっちも行きたくなかったけど。





先回りして言われるのが嫌で天邪鬼なので、あっちと言われたらこっち、こーせえと言われたらそっちに背中を向ける。





短大ではあっという間に就職活動が始まるので、当時みんな銀行さんブームでどんどん





私三和銀行に決まったのー





え!私三菱よー





みたいに決まっていくのに、親から親戚が警視庁だから警察官になれやら、せっかく免許取ったから先生になれとか先回りして言われるほどイライラして当時の彼氏(現夫)に永久就職したという顛末。





その血を引き継いだ長男は四年生大学を三年生で辞めました。





大学辞めて一人暮らしをして、夢を目指して勉強中。コロナで試験自体がなくなるなどチャンスが減っているようですが、





先日バイト先の先輩から「大学辞めたことは親に謝った方がいい」と言われたらしく、謝って来ました。





私の第一声は「謝る事ないやん。損切りやろ?」





えー?あ、そうなんかな、と笑う長男。





辞めた今はどうなんだと聞くと





「めちゃ楽しい。自分からやりたい勉強するのってこんなに楽しいんやな。なんやかんやで大学や高校や中学の友達も遊びにきたり泊まりに来たりしてきて大学行ってた頃より楽しいかも。」





もちろん、大学は自分から行きたいと言ったので応援しました。大学行きたいからと私立高校では国公立進学コースでかなり大変でした。





でもこれ、私が行けと言ったわけではない。子ども5人いるしお金もかかるし、行きたくもないものにお金払うのは1番無駄。





ですが、その時は行きたいと言うので応援した。今度はやめて違うことをしたいというのでそっを応援しただけなので謝る必要もない。





気力体力溢れるときにやりたくもない勉強して時間を無駄に過ごすのは1番もったいないと思う。





学歴という肩書きに苦労してる人もいるし、それ見ると、場合によっては学歴までお荷物になる時代なのかと思ったりします。低く見積もる学歴詐称でクビになった友達がいるとも聞いた。(京大でてるのに高卒と偽って派遣に登録したらしい。大卒の給料出せないから高卒が欲しいと会社から言われるなんて、と思ったら、国立の大学院出てる弟もそう言って就職できなかったというのを思い出した。いまだに就職しておらず)





家に来て帰るときちょうど私も出かける所だったので駅まで10分ほど一緒に歩きました。





別れ際に「どんな人でもさ、死ぬときにあれをやっておけばよかったってのがいっぱい出るんだって。やった後悔はどんどん小さくなるけど、やらなかった後悔は死ぬ間際に大きくなってのしかかってくるらしいわ。お母さんは死んだ事ないから知らんけど。だからさ、やりたいことやるために乗り換えるのはええんちゃう?損切りも必要やで。時間大事にして、やらなかった後悔がゼロにはならんかったとしても死ぬとき一個でも、あれやっとけばよかった、が減ってたらええんちゃう?」





そう伝えると





わかった、ありがとう。気を付けて、と手を振る彼は彼の道を歩んでいきました。





正解なんてわからないし、自分が正解と思えばそれでいい。そもそも正解というものがあるのかもわからない。





なんでもやってみてあかんかったら方向転換したらよろしい。





そんなふうに思ってる自分にビックリしました。





子どもがまだ小さい時は、周りの目ばかりを気にして模範解答を探る日々でした。良妻賢母を目指し世間に認められる事を良しとしていたので、頑張れば頑張るほど、もがけばもがくほど、そこからはどんどんかけ離れていきました。





今はそんな事も目指してないし、





いかに楽をするか、





いかに楽しく過ごすか、





いかに自分をご機嫌に出来るか。





世間の称賛とか認知とかそんなのどーでもよくて私はやりたいときにやりたい事をして





行きたいときに行きたいとこに行って





いつ死んでも、自分だけでなく周りからも「あれだけ好きなように生きてたら後悔ないやろ」と笑ってもらえる人になりたい。





という事で、自炊するという息子には5キロの米とオリーブオイルとその他持って帰れそうなものをあげると、ちゃんとそれが入るだけの大きなリュックに綺麗に詰め込んで歩いて行きました。





私はショッキングピンクのコートにロングブーツ履いてお友達とホテルのアフタヌーンティーへ。





それぞれ自分の道を納得して選びとって進んでいく。





親離れ子離れってこれ?知らんけど。





言葉に惑わされることなく、良い距離感でいい関係を築けたら嬉しいなと思います。






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