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母親辞めました


衝撃のタイトルかと思いきや、そうでもないと言う話なんですが。





我が家には5人の子どもがいます。





そのうち2人は成人してますし、1人家を出て今一緒に住んでるのは4人。就職が決まった子が春からまた1人家を出ますので手元には3人になります。





しかしまぁなんですなぁ。子育て期間はあっという間で私の子育てようやく半分終わった感じですが、今「夕方になったらめちゃ泣くのよ」とか「何もかも嫌って言って暴れるしほんと困って」とか、そんな話を聞くことが多く、それを聞くたびに微笑ましく思います。





その時必死のパッチなのは経験済みですが、本当に、過ぎたら「あの時あんな事でイライラしてたけどそれも可愛いもの」になります。





成長したら成長したで別の、もっと複雑で厄介な問題も出ます。目を離さず全て安全管理ができる赤ちゃんのうちは体力が1番いるけれど、ある意味1番楽です。全部こちらでコントロール出来るから。それが出来なくなって行くと(というか、いつまでもそれしてたら宜しくないですもんね。)成長して行くと精神がやられます。





子どもなんて、私から生まれたと言えども別の人格で、親の所有物でもなんでもないわけです。近くても遠い存在というか、混同してはいけない部分が沢山ある気がします。





何考えてるか分からん!は、当たり前の事です。想定外のとんでもないことが起こったり、しでかしたりもします。





うちの子がすみません、と謝罪に行く場面も





ちょっとこれどうするのよ?!と冷や汗かく場面も。





こちらがやった方が早くても、じっと待って子どもにさせてみる。





それが、小さい時は靴の履き方とか包丁の使い方だったりしたことが





もっと複雑で大きな責任を伴うことだったりすると





横取りしてやった方が早い、なんて事も多くありますが、それもハタチ超えたら自分で責任持ってやりなさい、と、ぐっと我慢。





二十歳の誕生日迎えたら年金の支払いの紙が来るんですよ。学生で猶予して欲しいなら自分で役所に行きなさいと助言しはするけど、代わりに行ったり代わりに支払ったりはしない。





それ大丈夫かいな?と言うことに手を出しても頭ごなしにやめろと言うのではなく「よく考えてみて」と伝え





もう、「あたしゃ獅子か?!」と自分に突っ込みつつ崖から突き落とした事もあったりします。





けど、1番私の子育ての振り返りで思ったのは





なんやかんやゆーて過保護やったな。という事。





自分では放任だと思ってたのでびっくりしましたが、信頼できるある方に「いやいや、美穂さんかなり過保護よー」と言われて客観的に自分を見てみた。





それから、精神的に子どもを手放すことを意識すると、親子の関係が変わってきました。





親だからあれもこれも全部しないといけない、ではないことがようやくわかって





私自身が自分の人生楽しむようになり、子供達が変わったのです。





もし今親子関係に悩んでいる人がいたら、「自分を1番大事にする」ことをお勧めします。まず自分、でも良いと思う。





私自身、母から「子育ての時は自分のことは後回しで化粧もせんとあんた達の為に必死に働いた」と言われた時の違和感。犠牲が美徳なら、楽しむのは罪のようで。





あれもこれも全部やりたい、食べたい、行きたい、という正当な欲はもった方がいい。





子どものために、じゃなくて「子どものために◯◯してる私ってかっこいい」の方が楽しい。





そう思ったら母親だからとか妻だから、とか関係ないような気がして。「私」という個人が夫や子どもたち個人個人に対して敬意を持って関わり合えるのが良い気もしてきました。シェアハウスに住んでるような感じ。





親の責任だからしなければならない、ではなくて、「私がしたいからする」





なので、母親やめました。岩城さんちのママ、岩城さんの奥さん、ではなくて「岩城美穂さん」で。だから私は初対面の人でも下の名前で呼ぶのです。その方が固有名詞って気がしません?


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