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実家の片付け

手入れと掃除が出来ない人はマット類を敷いてはいけない


実家の片付けに着手しています。





というか、やり始めました。





私の基本的な考え方は「本人が片付けたいならお手伝いさせていただく」なので、実家に対しても私が主導権持ってやるのではなく、手伝ってと言われたらやるスタンスでした。





今回、実家住まいの弟が「ちょっと何とかしたい」というのと、私自身、実家の片付けに困り果てながらやり切った人の話を聞いてしまい今のうちに少しずつ片付けていこうと思ったからです。





お部屋の実家





ものが多い家で育ちました。





ダイニングセットの椅子に座るとすぐ食器棚やテレビ台があり、後ろを人が通れない。





壁にはありとあらゆる額縁やポスターや写真が雑多に並んでおり(玄関や廊下を含む)床には一面ラグやカーペット、マット類が敷き詰めてあります。(トイレや脱衣所含む)





うちの子供達が小さいうちは実家に帰ると喘息が激しくなるため頻繁に帰る事は出来ませんでしたし、産後も実家を頼ることなく核家族として育児してきました。





マット類から出てくる不思議な粉





インテリア雑誌やオシャンな部屋には素敵なラグがある。





これは間違いないです。





ヨーロッパのインテリアで、たくさんの布を使った、ドレープたっぷりのカーテンや美しい模様のラグが重ねて敷かれていると豊かさの象徴みたいに見えます。





でも、手入れできない人がこれを真似してしまうと大変です。





ちょっとめくってみてください。





砂みたいなのがザラザラと大量に出てくる事があります。





片付けに行ったお客様のご自宅でもこの現象はあります。





私自身、毎日掃除機かけてても、ホットカーペットの下に砂みたいなのがたくさん出てきて不思議に思いつつ毎日掃除してた時代があります。(子どもの喘息とアトピーがピークにすごかった時は、毎日掃除機→拭き掃除→布団カバーなど毎日洗う、をやっていました)





ルンバも、薄いラグの上は行ってくれるけど、厚みがあると避けて通ったりします。





湧いて出る粉の正体





この、大量に湧いて出てくる砂のようなカスのようなざらざらしたもの、調べてみると、それは粉でも砂でもなく「接着剤」のようです。





カーペットの生地を接着するときに使っている接着剤が劣化して剥がれたもの





とありました。





接着剤に使われている主な成分は「炭酸カルシウム」というもので、これ自体は有害なものではありませんが、吸い込まないに越したことはないと思います。なぜなら、ダニ(の死がい)や花粉などと同じく、砂のように落ちた接着剤も広い意味での「ハウスダスト」だからです。





マット類を敷いても良い人





ハウスダストは健康被害を生む事があります。私の実家の母も喘息がひどいのに家中このハウスダストと暮らしています。





今回、弟が「寝てたら息苦しくて、自分の部屋の畳も新調したのにそれでもしんどい」と言うので、部屋を片付けるように伝えましたが(以前は本物の汚部屋てした)畳を変える時しっかり片付けした、との事。





もう一つ原因があるとしたら40年前の家で土壁なので、それもあるのではないかと思います。





そんな、ポロポロと色々なものが出る原因は無くした方が掃除が楽です。





手入れを含めて管理ができる上にラグがあった方がよい、好き、と言う方はもちのロンでラグを敷いて好きなインテリアに囲まれた素敵な暮らしをした方がいいと思います。





が、それができないなら手放す方がラクです。





天秤にかけてどっちが良いかジャッジ





うちの母は喘息でしんどいと言いますが、父が冬場裸足で歩くから足が冷たくて可哀想だと言い全ての床という床に敷物を敷き詰め、暮らしています。





父は何故か真冬でも半袖や薄っぺらい服で過ごす人なので、はたから見ていたら「元々暑がりで、寒くなったら靴下かスリッパ履くでしょう」と思います。





はっきり言うと母は家族に対してかなりの過保護です。だから弟2人は結婚もせず家にいます。





80歳手前ですが、仕事をして、家事をして全て自分でやりたがります。人に任せられない人です。そして疲れると怒り出す。





そんな母に何を大切にするのか2択で聞きました。





①体調良くなるように布系の敷物全て取り払う。掃除も楽になるし一石二鳥。





②このまま敷いておき、毎日はがして掃除機かけて粉を取り払う。





そしたら迷うことなく





「喘息出てしんどいけどお父さんが寒くてかわいそうだからマットは敷いておく。掃除やるから!」と言います。それが母の答えなのでそうする事に。





頑固な年寄りへの接し方





一日中働いて家事して掃除までできる余裕は私から見たら皆無ですが、そこは母が暮らす家ですから、じゃ、そうしたら良いよと伝えました。勝手にこちらの良いようにしてしまうと人格否定された気になる事があります。





全ての部屋を敷き詰める布類は、一部一旦外に干し掃除機をかけて雑巾掛けをし、戻しておきました。





途中弟が「姉ちゃん埃まみれやしすごい埃とかまいまくってるからマスクして!」と持ってきましたが「ここの家の住人はみんなこの中で生活してるんやで」と現実を教えてあげました。





母には、どれだけゴミや砂のようなものがあるか見せたらキレるので見せずに。(昔から出来ていないことを指摘するとキレるプライドの高い人です)





実際、凄いゴミだらけやけど見る?と聞いたら「見たくない」と言ってみませんでした。





あくまで、現実を淡々と伝えるだけに徹し、否定せずに2択で選ばせる。





実家の片付けで悩んでいる人も多いかもしれません。





私は片付けを仕事にしていますが、10年以上よその家の片付けをしてきていますが、





実家が1番難しいです。





実家の片付けに悩んでいる人、一緒に頑張りましょう。


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