片付けや整理整頓をはじめる場合、どこから手を付けたらいいか？と聞かれることがよくあります。

私がおすすめしているのは、キッチン、洗面台の下の収納です。

何故キッチンや洗面台なのか

理由は、思い出のモノが少ないこと、他の場所に比べて収納すべきもののカテゴリーが限定されていることです。つまり、「分別がしやすいエリア」だからです。

他の場所、例えばクローゼットを片付けようとしたら「これ、あの時に買ったのよねぇ」なんて思い出に浸る時間ができて中断したり、

押入れの片付けをしていて写真や手紙なんかを見つけてしまったら最後、それを見出して手は完全に止まり、ぐちゃぐちゃのまま途方に暮れることも。

また、もう一つの理由としては、しまう定位置の場所も作りやすいので片付けがしやすく、コツもつかみやすいです。
さらに片付け終わってキレイになった後、すぐに使いやすさを実感でき、達成感や満足感を得られる場所でもあります。

具体的な片付けの手順

部屋を片付ける手順は　「出す」 「分ける」 「しまう」 の　“基本の3ステップ”

たったこれだけです。

ぜひ、この片付けの仕方の順番のルールを押さえて実践してみてください。

一気にやろうとしないことも大事

“今日一日で片付けよう” と、いきなり長時間かけて片付けると身体も気持ちも疲れて嫌になってしまいます。

どうしても一気に片付けないといけない状況や理由があるとかは、片付けのプロを呼んでください。

私でなくても誰でも良いです。

ご自身でされる場合、慣れないうちは、ぜひ時間を決めて片付けを始めてみてください。
最初は15分から30分がおすすめです。タイマーをかけながら取り組み、その時間でどれくらい片付けが進むのか現場把握も大事です。

それができると見通しが立ちますし、見通しがたつと計画しやすいです。
キッチンでもリビングでも、引き出しひとつでも、片付けてみると整いますので、とても気持ちがいいですよ。

徐々に慣れて、片付け、整理整頓の習慣がつくと、この “基本の3ステップ” が簡単にできるようになります。