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急性虫垂炎と腹膜炎〜手術から術後の痛み〜


今回の手術は腹腔鏡手術でした。





おへそと、虫垂炎のある反対側、左側に2箇所穴を開け、お腹の中にガス(二酸化炭素)を入れて膨らませ視野を広くして虫垂を取るんです。





もちのろんで全身麻酔。





前回の手術は子宮筋腫を取る手術で貧血がひどいこともあり、3ヶ月計画で手術に挑みました。手術中は手術室の前に身内が待機するようにも言われて周りのサポートも万全。





ですが、今回はまさかのふらっと病院行って6時間後には手術という流れです。





全身麻酔自体がしんどいといいますが、私は全身麻酔に強いみたいで、前回はサイコロステーキ詰め放題やってる夢を見ました。そのせいか、起きてすぐお腹すきすぎて術後付き添いの母にお腹すいたと伝えると、すぐさま買ってきてくれたフランスパンにサラミやサラダが挟まったサンドイッチを2つペロッと平らげて看護師さんに「食べたとしても消化いいものにしてください!吐くよ!!」と怒られましたが吐きませんでした。





今回は、前日の夜一睡もできてないせいか爆睡。1人入院ひとり手術のため、フランスパンサンドイッチを買ってきてくれるぶっ飛んだ母もおりませんし、絶飲食は次の日の夕方まで続きました。私は滋賀、母は大阪ですし、仕事もしていますから手術と伝えても「大丈夫や!仕事いくしな!お見舞い行かへんけどお見舞金三万円用意しとくから取りに来て」というラインが来ました。良好な母娘関係です。





前回はお腹を切らない手術だったので、念の為と言われて二泊三日で退院出来るほどでした。今回初めてのお腹の筋肉ブッ裂く手術。





目が覚めてからの記憶はしっかりある稀なタイプだそうでやり取りもしっかり覚えてます。





病室戻ってからベッドの上でまた採血(3回目)されて腕が紫になりました。高貴な色。





術後が、それはそれは痛い。痛みは若いほど感じるらしいので私の体は若いらしい。





普段は痛みにも強く、子ども五人産むほどです。





最初診断された時も、エコーの先生は「え?1人で車運転してきたの?」「こんな腫れてて前かがみじゃないと歩けないでしょ?」とスタスタ歩く私にかなりびっくりして何度も名前確認して、何かの蓋を落としてました。





なのに術後は寝返りも打てない、姿勢変えれない、もちろんトイレにもいけない。痛み止めの点滴と、水は一口だけで飲み薬の痛み止めとダブルでようやくちょっと痛いくらいに。





トイレは15時間も我慢してしまった。歩いていくか、寝たまま手伝ってもらうかの二択しかない。





あとちょっとでプラス膀胱炎にもなってたかもしれません。





ギリギリのところで室内にある3メートル先のトイレに気持ちは駆け込み、見た目はナマケモノのスピードでヒーヒー言いながら行きました。





更に、朝来た主治医からは





歩いてね





というドS拷問の司令、鬼畜の所業。痛すぎて反論もできず。ハイと言う声も出ず。





人間生きてるだけでもお腹すくのに、そして私は食いしん坊滋賀県代表なのに





腸が動いておなら出てからご飯ね





という更に追い打ちかける御言葉を置いて行きました。診察では腸の動きが悪いといわれ、痛み止めがきいてるうちに歩きました。50メートルがこんなに辛いなんて、と生まれて初めて感じました。(廊下にここまで何メートル、みたいに目印つけてくれてます)





結局初めてのご飯は2日目の夕食から









見事になみなみなお粥。離乳食みたいなご飯





ペロッと平らげましたがタンパク質少なくない??カロリー計算はされているようですが





病気になった健康オタク主婦としては1日最低50グラムはタンパク質摂らないと、と余計なことを考えてしまいました。





そして、今まだみぞおちと右肩が痛いんです。息すると痛い。レントゲン撮っても異常なし。





これも、ガス入れた手術あるあるみたいです。





また、全身麻酔の時人工呼吸器入れるのですが、唇乾燥しすぎてガビガビになり、唇の裏側から出血もしててこれも地味に痛い。椿油とはちみつのバームを夫に持ってきてもらって塗りたくり、2日目にはかなりマシになりました。





そんな、傷口の痛みとみぞおち、肩の痛みを飲める限り入れられる限りの痛み止めで耐える2日目。





術後3日くらいはしんどいと言われたのであと1日耐えます。


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