blog ブログ

HOME // ブログ // 島根県観光と崖の上のトシコ

CATEGORY


旅行記

島根県観光と崖の上のトシコ


月に一度は旅行しないと具合が悪くなる岩城です。





ひとつ前の記事では片づけるところがなくて山を片付ける話を書きましたが





1日目はやることやっちゃって、温泉旅館も満喫し、2日目にはちゃんと観光もしてきました♪





温泉宿は地元民も一押しのホテル川隅





古き良き旅館、という感じ。食事がおいしい、で4冠とってるみたいなのにひかれて。




ホテル川隅





次々運ばれてくる料理の写真並べるとすごいことになるのでお疲れ様のビールの写真だけ。あとはサイトをご覧ください~




お部屋食はいいですね。温泉も「美肌の湯」でしてこれがもうつるつるになってびっくり!!しかも夜も朝も貸し切り状態でした。女湯は。男湯は何人かいたそうです。





初めて島根県に行きましたので、行き詰ったあれこれは「先祖の墓参りをすると解決できるかもしれない説」に淡い期待を寄せて、先祖の墓参りと私の中で「崖の上のトシコ」が気になってそれも確かめに行こうと思っていたので観光と言っても国立公園一つだけになりましたが。





墓参りに行ったら墓がなかった





こんなことってあるの!?な話




暑いので枯れにくい花を、と思い、また「紫は高貴な色だから敬ってます感出ない?」という私の独断と偏見でこんな花を買い。母から聞いていたお寺の名前を調べて行ったのですが・・・





誰もいない。電話したら誰もいないお寺の中で電話が鳴り響く・・・。そして現地で母に電話をし、墓がどこにあるか聞いて勝手に入って行ってみたら。違う苗字ばかりでうちの墓がない!叔母に聞いたら「20年前だけど、おばあちゃん(私の祖母、叔母の母)と行った!立派なお墓建てたよ!」という。10年前くらいに永代供養をしたと聞いていたので「永代供養したら墓石がなくなるのか??」と疑問しかありません。





何かキツネにつままれた感じ?で仕方なく滋賀まで花を持って帰ってきました。





崖の上のトシコの家





そのあと向かったのは、前日に森林組合の方が出してくださった航空写真で確認ができた「崖の上のトシコの家」を見に行くこと。所有している土地で、私の祖父の妹が「崖の上の掘っ建て小屋に住んでいた」と、20年ほど前、当時島根大学に在学していた弟は何回か墓参りのついでにトシコばあちゃんに会いに行ってきた、という話を聞いていました。





私は一度もあったことがなく。でも、子どももおらず夫に先立たれて一人で掘っ建て小屋に住んでいた?しかも崖の上?どういうこと?身内は誰も何も助けたりしなかったわけ?とこれまた疑問しかなくて、自分のルーツというものに生まれて初めて興味がわいた中、一番気になったのがトシコです。





亡くなってからのことは晩年お世話をしてくれていた他人の誰かが家の片付けをしたということでしたが「ホンマかいな?」だったり、もしかして何か思い出のものが残っているのではないかと思ったりで行こうと思ったのです。何よりも「他人の素人がどこをどれだけ片付けてくれたのか見てみたい」という変なプロの負けん気とか、弟からは「死んだあと行ってみたけど、なんか荒らされた感じで片付けてもらった感じじゃなかった」といわれて、ならば私が片付けてこよう!くらいの勢いで。あわよくば「住んでいたなら水道電気あるはずだしDIYで修復してやろうか」くらい思っていましたが・・・





近くでこんな看板を見つけました。




見たこともあったこともないトシコは崖の上から蛍を見ていたのだろうか。そんなことを思いながら航空写真と地図を照らし合わせて細い道を入りました。大きな木の枝とかがたくさん落ちていて、普段誰も通らないのかしら?とか「アタシの愛車に傷がつく~~~!!」と大騒ぎするたび夫が車から下りて木を端のほうに捨ててくれたりしました。そしてふと夫が「これちゃうん!?」と大声を出し





分かりますか?真ん中に崩れた家があるの。




確かに!ってか、思てたのと違う崖・・・





ですが80歳過ぎてこの崖上がって家に帰るって知らん人が見たらヤマンバやないのおばあちゃん・・・と切なくなりました。荒れ果てて崩れた、うっそうとした薄暗い森の崖の家・・・。ここに一人で住んでいた・・・。





道具を何も持っていなかったので入ることもできませんでしたが次は道具をもって調査したいと思います!!





と思って報告したら弟がまさかの「寺からそんな離れてない」というじゃありませんか。チーン。





でも、目を皿のようにしていくつも点在するうちの土地の中から森林組合の方が探してくださった掘っ立て小屋と崖という条件ではこれしか確認できません。





何もかもわからないまま気分を変えて





お昼は知り合いの大学教授おすすめの猟師さんのお店で





イノシシ肉を食べに




陽気な狩人というお店には本当に陽気な狩人がおりましてかなりの繁盛店。




イノシシ肉を使ったカレーうどんと(夫はカレーライス)イノシシ肉の炭火焼きローストを。





すぐお腹を壊す夫は最初嫌がっていたけど私がおいしいと連呼するので最後の一切れだけ食べておいしい!と言ってました。




こんなご時世なのでどこから来たとか電話番号を書かないといけなくて、それを見てわざわざ滋賀から!?とお店の人がかまってくれました(笑)





国指定天然記念物「岩見畳ヶ浦」





石見畳が浦へ




ここ、ナビがちゃんと誘導してくれなくてその辺の人に聞きながらやっとたどり着きました・・・





トンネルを超えたらそこは




なんか神秘的~な洞窟。ひんやりして気持ちいい!




波の音が響き渡りました。




海岸には砂浜と何やらキノコみたいな岩がたくさん。自然にできたってどうやったらこんな風になるのか本当に不思議。




これも自然にできたドリンクホルダー?シンデレラフィットしそうで空き缶持ってきたらよかったと後悔。




この後道の駅でお土産を買いまくって帰ってきました。ドレッシングとかのどぐろの塩とか、珍しい調味料を。こういうのが好きです。旅行先の思い出を家で料理しながら思い出すのが楽しい。今うちにあるのは沖縄で買ってきたぬちまーすと、この前淡路島で買ってきた玉ねぎ入り塩コショウと、今回買ったのどぐろの塩。出雲そばも買って帰ってこの日の晩御飯にしました。





海と山があって、人も優しくて、方言自体がなんか優しい感じでした。





前日に出会った森林組合の方からは「これからどんどんかかわってくれそうですね!あら?あの赤い車また来てる?ってなりそう」と言われたのですが、今回トータル1000キロ以上走りました。帰ってからオイル交換して~と、車をいたわってみたけど、高速道路を走りまくったので大量の虫がこびりつき、飛び石でバンパーが少し剥げてた・・・





しっかりメンテナンスしてまた赤い車で山を駆け回りたいと思います。






ブログ一覧